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響~小説家になる方法~柳本光晴 / 小学館とある文芸編集部の新人賞宛に送りつけられた、直筆の投稿原稿。編集部員の花井は、応募条件を満たさず、ゴミ箱に捨てられていたその原稿を偶然見つける。封を開けると、これまで出会ったことのない革新的な内容の小説であった。作者の名は、鮎喰響。連絡先は書いていない・・・
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総理の椅子国友やすゆき / 小学館政治への無関心が、日本を滅ぼすかもしれない!! 最高権力者・日本国総理大臣。この話は、その椅子を目指し、日本を恐怖の極みに陥れようとする一人の青年・白鳥遥の物語である。●主な登場人物/白鳥遥(総理大臣を目指す美男。選挙戦で仲阪代議士のもとへボランティアとして入り込み、政治の世界への一歩を踏み出す)●あらすじ/数年前、衆議院議員選挙の演説合戦が繰り広げられる東京のある小選挙区に、ひとりの美しい青年が現れた。23歳の大学生、名前は白鳥遥。現職である民自党・仲阪典栄の事務所に面接で訪れた彼は、仲阪本人を前にその尊敬の念と情熱を熱く述べ、晴れて事務所のボランティアスタッフとして受け入れられることに。そして翌日から…(第1話)。●本巻の特徴/目指すところはただひとつ、総理大臣の椅子!! 青年・白鳥は、野心渦巻く政界の階段を上り始めた。だがそのやり口は、あまりに…!?
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チェイサーコージィ城倉 / 小学館時は昭和30年代前半。まだ週刊漫画雑誌もなかった時代…既に時代の寵児となっていた“漫画の神様”手塚治虫に人知れず挑み続ける一人の漫画家がいた!!海徳光市。月刊誌に3本の連載を抱える、そこそこの人気漫画家である。海徳は、手塚治虫と同じ歳で、表向きは「手塚って、つまんない漫画いっぱい描くよなあ」と批判しつつも、裏でこっそり手塚漫画をコレクションする。そして、手塚がアレをしていると聞けば、自分も真似をし、コレをやっていると聞けば、それに挑戦してみる。どこまでも手塚治虫を“勝手にライバル視する男”…海徳光市の奮闘記!!